ぬちまーす配合歯磨き 歯周病など効果期待


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 製塩業のぬちまーす(うるま市、高安正勝社長)は、ミネラルを豊富に含む同社の塩「ぬちまーす」を配合した医薬部外品の歯磨き粉「ぬちむ薬用デンタルペースト」を、ちむわざ歯科(沖縄市、島田茂院長)と共同開発した。20日から県内外で販売する。

 ぬちまーすは同社独自の常温瞬間空中結晶製塩法で作られ、一般的な食塩より塩分が低く、21種類のミネラル成分を含む。抗酸化物質を活性化させるミネラル成分を口腔(こうくう)の粘膜から吸収することで、歯周病や虫歯、口臭の予防・治療のほか、アンチエイジングにも効果が期待できるという。
 15年前からぬちまーすに着目し、歯磨き粉としての活用を研究してきた島田院長が、神奈川歯科大学に治験を依頼、医学的根拠(エビデンス)を得て商品化に至った。
 初年度は県内3千本、県外1万本の売り上げを目指す。県内の健康食品店や薬局、ぬちまーすのショップのほか、歯科材料販売業者向けにも販売していく。高安社長は「細胞まで元気にするのがぬちまーすの力」とPR。島田院長は「歯槽膿漏(のうろう)や口臭に悩む女性らにぜひ使ってほしい」と話した。
 「ぬちむ薬用デンタルペースト」は、内容量100グラムで希望小売価格1800円。問い合わせはぬちまーす(電話)098(983)1111。

ぬちまーす配合の歯磨き粉「ぬちむ薬用デンタルペースト」
ぬちまーす配合歯磨き粉を開発した高安社長(左から3人目)とちむわざ歯科の島田院長(同2人目)=19日、琉球新報社