第96回全国高校野球選手権大会第12日の22日は、甲子園球場で準々決勝を行い、県代表の沖縄尚学は三重に3―9で敗れ、同校初の夏4強はならなかった。
三重・今井重太朗、沖尚・山城大智の両エースが先発した。山城の立ち上がりを攻めた三重は、中前打で出た先頭の長野勇斗を四番西岡武蔵の適時打でかえして先制。一回裏、沖尚は先頭の赤嶺謙が積極的な走塁を見せて二塁打で出塁、その後二死二、三塁の好機をつくったが、無得点に終わった。
三重は四回表、二死一、三塁の好機に長野が右翼の頭上を超える三塁打で2点を追加した。
沖尚の反撃は四回裏、四番の安里健が左翼への本塁打でまず1点。続く久保柊人、上原康汰の連打から砂川修の犠飛で1点差に詰め寄った。
しかし三重も五回表、四番西岡が左中間に運ぶ本塁打でこの日2打点目。さらに二死満塁で今井が走者一掃の左中間二塁打を放つなど、この回打者9人で一挙5点を加えた。
沖尚は八回に西平、砂川の連続内野強襲安打から1点を返したが、九回表、三重は内田蓮が代わったばかりの上原康から右翼ポール際にだめ押しの本塁打を放った。
【琉球新報電子版】
▽準々決勝
三重
100250001|9
000200010|3
沖縄尚学
(三)今井―中林
(沖)山城、久保、上原康―伊良部
▽本塁打 安里(沖)西岡、内田(以上三)
▽三塁打 長野(三)
▽二塁打 赤嶺謙(沖)今井、山本(以上三)