琉球新報社 ２０１４年県内統一地方選の皮切りとなる、名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の５市議会の議員選挙が３１日、告示された。投開票は７日。総定数１２５に対して１５６人が立候補を届け出て、７日間の選挙戦が始まった。普天間飛行場の辺野古移設計画の進め方に影響を及ぼすとして全国的な注目が集まる名護市議選は、定数２７に対して３５人が立候補した。
定数が２削減されて迎える宜野湾市議選は、定数２６を３１人が争う構図となっている。沖縄市議選は定数３０に対し３９人が立候補を届け出、激戦となっている。南城市議選は定数２０に２２人が挑む少数激戦。石垣市議選は定数２２に対して２９人が立候補した。
立候補した１５６人のうち現職が１０２人と全体の３分の２を占める。これに新人４９人（３１％）が挑み、前職３人、元職２人となっている。男女比は男性１３７人（８８％）、女性１９人（１２％）となっている。
仲井真弘多知事は宜野湾市議選の保守系候補の応援で街頭演説し「普天間の５年以内の危険除去は首相との約束だ」と政府と協調した沖縄振興を訴えた。
名護市議選では稲嶺進市長が与党候補の出陣式であいさつし「オール沖縄の風を名護から吹かせ知事選に突っ走る」と辺野古移設阻止に決意を示した。
