【統一地方選】5市22町村議選 各党、知事選へ前哨戦


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 2014年統一地方選は22町村議選が2日告示され、既に選挙戦が始まっている5市議選と併せ、7日の投票日に向けて県内は選挙一色となった。伊江、中城、渡嘉敷の3村議選は無投票となり、選挙戦が展開されるのは5市6町13村の計24議会となる。各党は統一地方選を11月16日の県知事選の前哨戦に位置付けて力を入れている。

 今回は27市町村議選(総定数382)に計455人が立候補を届け出た。このうち政党公認の候補者は共産の21人が最多で、公明17人、自民8人、社民8人、社大3人、そうぞう2人、維新1人、生活1人と続く。
 候補者の87%に当たる394人は無所属で、地縁や血縁関係を考慮して政治的な色合いを薄めようとする地方選挙の特徴が表れている。
 2010年時に政権党だった民主は前回統一選では4人を公認したが、今回の公認はゼロ。地方議会における存在感が低下している。
 2日に告示された町村議選では竹富町や西原町、北谷町で競合が激しい。このうち定数19に25人が立候補した西原町は、実力や話題性のある新人・前職が現職の地盤に切り込むほか、政党公認を受ける候補者の割合も多くなっていることから、候補者間の集票合戦がし烈となっている。