琉球新報社は、統一地方選議会議員選挙に立候補した計455人(5市22町村)と、14日投開票の伊平屋村議会選挙立候補予定者4人、10月5日投開票のうるま市議選立候補予定者35人の計494人に対して、アンケートを実施した。そのうち418人が回答した。「普天間飛行場の移設問題」に関する回答では、223人(53・4%)が県内移設以外の方法を選択した。
仲井真弘多県政に対しては「評価しない」が計208人(49・8%)だったのに対し、「評価する」が計184人(44%)だった。
「普天間飛行場の名護市辺野古移設に対する考え」7項目の質問で最も回答が多かったのは「無条件で閉鎖」が81人(19・4%)。続いて「他都道府県で負担する」が79人(18・9%)、「国外移設」が63人(15・1%)だった。「辺野古への移設を進める」は57人(13・6%)。「県内既存施設に統合」「分からない」がともに24人(5・7%)だった。質問に回答した立候補者と立候補予定者のうち「無回答・無効」は61人(14・6%)。
一方、「仲井真知事の県政運営に対する評価」では、対応が分かれた。評価の理由として「予算確保など財政面で大きな役割を果たした」という声が上がる一方、「辺野古埋め立て承認は評価できない」との声もあった。
「どの分野に最も取り組みたいか」で最も多かった回答は「経済活性化・まちづくり」だった。地域別内訳でも似た傾向となっており、立候補者らが経済を政策の中心に置いていることが伺える。
その他、「議会活動に住民は満足していると思うか」の質問には、半数近くが「満足していない」と回答。「議員報酬のあり方」については、「現状のままでいい」が最多だった。
(統一地方選取材班)