【統一地方選】名護市議選開票始まる 投票率は70.40%


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 米軍普天間飛行場の辺野古移設問題が争点となり、県内外から注目される名護市議選(定数27)は7日午前7時から投票が始まった。午後8時で投票を終了した。市選挙管理委員会によると、当日有権者数は4万6219人で投票数は3万2539票。投票率は70・40%で過去最低だった前回(72・07%)を1・67ポイント下回った。有権者の27・36%に当たる1万2647人が期日前投票だった。

 立候補者は35人。与党は稲嶺進市長の後援会が支援する16人と、与党と距離を置きつつ辺野古移設に反対する新人1人、野党が自民党名護支部が推す15人と1人、中立2人となっている。
 与党候補は「基地負担を次世代には残せない。市長選に続く民意を示そう」とし、稲嶺市政の継続による移設阻止を強く訴え続けた。一方野党候補は保守支持層でも反対の声が根強いとして、ほぼ半数が移設問題を前面に掲げず、経済振興や雇用拡大などを打ち出した。
 市議選の結果は移設に向けた辺野古沖での国の進め方や11月の県知事選の行方にも影響しそうだ。
 開票は午後9時から名護市民会館で行われ、同11時すぎには大勢が判明する見通しだ。
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