【ソウル共同】森喜朗元首相は19日、ソウルの大統領府で朴槿恵韓国大統領と会談し、冷え込んでいる日韓関係改善への意欲を伝える安倍晋三首相の親書を手渡した。11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)などに合わせた日韓首脳会談の実現に向けた環境整備が狙い。
朴氏は7月下旬にも舛添要一東京都知事と会っており、日本の要人と個別に会談するのは約2カ月で2人目。会談は韓国側が打診したという。朴氏には、歴史認識をめぐる対立を理由に控えてきた日本の要人との接触を重ねることで、日本の前向きな対応を促す狙いがあるとみられる。
(共同通信)