スコットランド、自治拡大へ 英、1月までに法案


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 【エディンバラ共同】18日投開票の英北部スコットランドの住民投票で英国からの独立が否決されたことを受け、キャメロン英首相は19日に演説し、スコットランド行政府により広範な自治権を認める法案を来年1月までに公表すると表明した。英政府とスコットランド行政府は今後、分権交渉を本格化させ、「連合王国」(英国)は新たな地方分権のモデルを模索する。

 住民投票では、約45%の有権者が独立支持を表明。住民が抱く英中央政府に対する強い不満は英国を分裂の瀬戸際まで追い込み、先進国における中央と地方の関係の在り方に一石を投じた。世界の分離・独立運動にも影響を与えそうだ。
(共同通信)