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第48回全国ろうあ者体育大会は27日、県内各地で競技がスタートした。陸上競技の女子1部100メートルでは喜瀬里帆が15秒64で2位となった。野球の県代表は2回戦で東京都に1―9で敗れて準決勝進出を逃した。
◆強豪・東京と互角の戦い 県代表、スタミナ切れ
四回表無死一、二塁。沖縄の高良昌莉投手は遊撃手東江仁のサインを見逃さなかった。すかさず振り返り送球。けん制球で二塁走者を差した。
好プレーからリズムが生まれ、三振と凡打で切り抜けた。その裏の攻撃は3番東江が中前打で出塁。4番高良の二塁打、6番伊良皆公佑の適時打で1対1の同点に追い付いた。
「勝てる」。2連覇をしている強豪東京と互角の戦い。選手たちは手応えを感じた。しかし、選手12人中7人が野球未経験者。スタミナが最後まで続かなかった。五回にミスから失点すると、試合の主導権を東京に握られた。
真玉橋克彦監督はミスを悔やみながらも「点差以上に内容は競り合っていた。前半の戦いは、やればできるということを感じた」と話した。