夜間の歩行者事故減へ 沖縄署、高齢者招き安全教室


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対向車のライトで歩行者が見えなくなる蒸発現象を体験するお年寄りら=25日、沖縄市南桃原の川畑自動車学校

 【沖縄】日没時間が早まる9月下旬以降、歩行横断者が被害に遭う交通事故を減らそうと沖縄署(知花幸順署長)は25日夜、沖縄市南桃原の川畑自動車学校で高齢者ピカピカ交通安全教室を開いた。約30人のお年寄りが参加し、夜間の歩行者の見え方や県内交通事故の発生状況などを学んだ。

 交通安全教室では、黄色い服、黒い服、反射材を着けた服の3人が交差点を横断し、夜間の歩行者の見え方について実際に体験した。
 また対向車と自車のヘッドライトが重なり、歩行者が見えづらくなる蒸発現象なども実際に披露された。
 参加した伊良波勝さん(79)=沖縄市=は「蒸発現象を初めて知った。ドライバーとしても歩行者としても夜間は気を付けていきたい」と話した。参加者には沖縄署から反射材が施されたたすきが配布された。