県税徴収率が最高 97・3%、41年ぶり更新


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県税の収入額と徴収率

 県税務課が1日までにまとめた2013年度の県税徴収率は前年度比0・5ポイント増の97・3%となり、過去最高だった復帰の1972年度の数値97・0%を41年ぶりに更新した。

12年度に続いて2年連続で全国平均も上回り、都道府県別の順位では20位となる。
 県税収入額は12年度比4億6千万円増の949億6千万円で、収入未済額は24億9千万円と3億5千万円縮減した。
 徴収率の向上について税務課は、職員10人を地域に派遣し市町村職員と連携して個人県民税の滞納整理に取り組んだ「徴収対策チーム」が成果を挙げたのに加え、自動車税の納付対策としてコンビニ納付やクレジット納付を導入するなどの納税機会の拡大策が寄与したと分析している。
 佐次田薫課長は「県民の納税意識の高まりもあり、徴収率が向上している。個人県民税の滞納整理で市町村との連携が大きな成果を挙げており、さらに強化して取り組みたい。今後も公平公正な税の徴収に努めていく」と話している。