「町長選で民意出た」 与那国自衛隊配備


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 【与那国】与那国町の外間守吉町長は6日、与那国島への陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備をめぐり、採決で多数を占める町議会野党側が配備の是非を問う住民投票を年内にも実施する意向を示していることについて「その時には対応しなければならない」と述べるにとどめた。町議会9月定例会で答弁した。

 一方で外間町長は「自衛隊を誘致すると言って町長選で当選した。民意は出ている」と強調。あらためて住民投票実施に否定的な見解を示し、「私から(関連)条例を提案することはない」と述べた。
 町議会では9月29日、外間町長を支える与党から新議長を選出し、採決に関わる議員が与党2人、野党・中立系3人となった。採決で多数を占めた野党側は住民投票の関連条例制定に向けた準備を進めている。