妊婦の中部搬送365件 北部病院、救急制限5年


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 県議会文教厚生委員会(呉屋宏委員長)は6日、本島北部・離島緊急医師確保対策基金(20億円)の条例案などについて審議した。

 医師不足のため2009年5月から続く県立北部病院産婦人科の救急制限に関連して県病院事業局は、北部医療圏から県立中部病院への妊婦の緊急搬送数は09~13年度に365件あったと報告した。赤嶺昇氏(県民ネット)への答弁。
 金城弘昌保健医療政策課長は、離島やへき地での勤務を義務付ける琉球大医学部の「地域枠」の入学制度(09年度開始)について、離島などに勤務する対象者数(修学貸与制度を含む)は20年度9人、21年度18人、22年度26人、23年度42人、24年度49人との試算を示した。狩俣信子氏(社民護憲)への答弁。