増税見送れば社会保障の充実減額 首相強調


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 安倍晋三首相は7日の参院予算委員会で、消費税率10%への引き上げを見送った場合の影響に関し「引き上げた場合と比べ、社会保障の充実に充てる額は減ることになる」と強調した。「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)と呼ばれる人種差別的な街宣活動については「一部の国、民族を排除しようとする言動があることは残念で、あってはならない」と批判した。

 法規制について、松島みどり法相は「これから検討を進める」と述べるにとどめた。
 首相は消費税に関し「引き上げにより景気が悪化し、税収も増加しない事態は絶対に避けなければならない」とも指摘した。
(共同通信)