辺野古埋め立て変更申請の承認、県「審査中」 県議会軍特委


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 県議会米軍基地関係特別委員会(新垣清涼委員長)は8日、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けて沖縄防衛局が提出した埋め立て工法の一部変更申請などについて審議した。辺野古ダム周辺で採取する埋め立て用土砂の運搬作業で、ダンプカーによる搬出への変更申請を承認するかどうかについて、県の末吉幸満土木整備統括監は「正当な理由かどうかを精査し、判断したい」と述べ、承認の是非については明らかにしなかった。新里米吉氏(社民護憲)の質問に答えた。

 防衛局は国道329号を挟んだ内陸部の山林地帯にある辺野古ダム周辺から、埋め立てに使用する土砂総量約2100万立方メートルのうち、少なくとも約200万立方メートルの土砂を採取する予定。
 当初はダム周辺からベルトコンベヤーでシュワブ沿岸部まで運搬する予定だったが、国道329号や新たに整備する工事用桟橋を利用してダンプトラックで運搬する方法に変更するとして、防衛局は公有水面埋立法に基づき、土砂運搬方法など4件の変更申請を9月3日に県に提出した。【琉球新報電子版】