民主県連と対話断絶 連合「歩み寄り困難」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
民主党県連への対応について説明する連合沖縄の大城紀夫会長=8日、那覇市

 連合沖縄は8日、民主党県連に対し、知事選対応の違いを理由に当面、対話を拒否すると文書で通知した。

既に送っていた今月下旬の定期大会への招待も取り消す。連合沖縄は知事選対応の相違に関し「調整による歩み寄りは、時期を失し困難」と判断し、今後一切協議しないと伝えた。
 知事選で翁長雄志前那覇市長を推薦する連合は翁長氏支持を働き掛けてきたが、民主党県連は喜納昌吉代表の擁立を決めている。
 連合沖縄の大城紀夫会長は記者会見で「(民主党県連が)支持母体である連合と歩調を合わせられないため、このように対応せざるを得ない。今の県連執行部が代わらなければ関係は修復できない」と強調した。
 連合の通知について民主党県連の上里直司幹事長は取材に対し「重く受け止める。当面ということであり、しかるべき時期が来たらまた意見を交わしていけるようにしたい」と述べた。県連は同日、協議を申し出たが、連合沖縄は応じられないと拒んだ。