首相、憲法改正目指す姿勢強調 ラジオ番組で


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 安倍晋三首相は18日放送のラジオ日本番組で、7月に閣議決定した集団的自衛権の行使容認に伴う憲法解釈の変更後も、憲法の改正を目指す姿勢を強調した。「現行憲法は占領軍の影響下で原案が作成された。新しい時代にふさわしい憲法に変えていくべきだ」と述べた。
 具体的項目について「環境保全や犯罪被害者への配慮など、新しい人権の規定を加えるべきだという意見もある」と紹介。「私たち自身の手で(憲法を)つくっていく精神こそが時代を切り開く」とも訴えた。
 消費税再増税の是非に関しては、来月始まる予定の有識者の議論を踏まえて検討する考えを示した。番組は6日に収録された。
(共同通信)