サッカーJ3のFC琉球は18日、YS横浜と神奈川県のニッパツ三ツ沢球技場で第29節を戦い、0―0で引き分けた。7勝9分け12敗で勝ち点30、順位は8位のまま。琉球は5試合、勝ちから遠ざかっている。
次戦は台風19号の影響で延期された第28節を、25日午後1時から、沖縄市陸上競技場でグルージャ盛岡と戦う。
FC琉球(7勝9分け12敗)(30)
0―0(0―0,0―0)
YS横浜(3勝11分け14敗)(20)
◆シュートわずか4本 最下位相手に遠いゴール
FC琉球が放ったシュートはわずか4本。最下位のYS横浜のゴールをこじ開けることはできなかった。薩川了洋監督は試合後「FWに『俺が点を取る』という意識が少なかったのが残念だ。シュートを打たなくては何も始まらない」と貪欲さに欠ける攻撃陣に苦言を呈した。
これで5試合、勝ち星から遠ざかっている。この間は1敗しかしておらず、失点も2点だけだが、得点も1点のみ。
シーズンを通じて得点力不足に悩まされているが、このところ特に深刻化している。
ゲームキャプテンを務めたFW中山悟志は「やはり得点が取れなくては勝てない。責任を感じている」と反省を口にした。さらに「全ての精度を追い求める必要がある。もっとアグレッシブ(攻撃的)にトライしていかないと勝利できない」と前を見据えた。
◆最低限の仕事できた
薩川了洋監督(FC琉球)の話 失点がなかったという点では、アウェーで勝ち点を分けたので、最低限の仕事はできたと思う。FW陣には、まず「点を取る」という貪欲さを望みたい。