小渕優子経済産業相(40)=衆院群馬5区=は20日、関連する政治団体が不適切に政治資金を支出したとの疑いが指摘された問題の責任を取って辞任した。同日午前、官邸で安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。閣僚辞任は第2次安倍内閣で初めて。目玉の女性閣僚として9月3日の内閣改造で小渕氏を起用した安倍政権は打撃を受け、政権運営が厳しさを増すのは確実だ。野党側は首相の任命責任を追及する構え。小渕氏は在任期間わずか約1カ月半での交代となる。
これに伴い首相は経産相の臨時代理に高市早苗総務相を充てる方向で調整に入った。
(共同通信)