首里駅―琉大バス運行実験 県、12月にも


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 県都市計画・モノレール課はバスとモノレールの利用を促進して交通渋滞を緩和するため、沖縄都市モノレール首里駅から西原町の琉球大学構内まで走る「キャンパスバス」の実証実験をする。

事業主体となるバス会社を公募、料金や本数、運行時間などの企画提案を受ける。早ければ12月から運行が始まる見通しだ。
 県は昨年度から住民や学生向けのアンケートを行うなどしていた。
 大学周辺住民の利用も見込む。琉大構内にもバス停を設置する計画だが、琉大側は「安全や防犯上の懸念が多く、慎重な議論が必要」として県に回答を保留している。回答は11月中旬以降になる見通しという。
 県はモノレールの浦添市への延長に向け、バスとの連結で利便性を向上させ、利用促進を図りたい考え。実証実験は来年度も継続して実施する考えだ。