北朝鮮と国連調査委が非難の応酬 人権侵害めぐり討論会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ニューヨーク共同】北朝鮮の人権侵害をテーマにした討論会が22日、国連本部で開かれ、国連調査委員会の委員長として報告書をまとめたカービー氏は「ジェノサイド(大量虐殺)こそ確認されなかったが、多くの人道に対する罪が認定された」と述べた。北朝鮮側は「完全なでっち上げで、議論の価値もない」と反論、非難の応酬となった。
 外交筋によると、カービー氏と北朝鮮当局者が直接やりとりするのは初めて。2月の報告書は、北朝鮮の政治犯収容所や公開処刑、外国人拉致を取り上げ「国家、当局者による組織的で広範な人権侵害」が行われていると指摘した。
(共同通信)