コラソン開幕惜敗 大崎電気に24―25


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 日本ハンドボールリーグ(JHL)は25日、2014―15シーズンが開幕した。男子の琉球コラソンは岩手県営体育館で大崎電気と戦い、24―25で敗れて黒星スタートとなった。昨季レギュラーシーズン5位のコラソンは同2位の大崎電気に対し前半を12―9で折り返したが、終盤にミスが重なるなどしてリードを守り切れなかった。

次戦は11月1日、広島県中区スポーツセンターで湧永製薬と戦う。

大崎電気(1勝)
 25―24(9―12,16―12)
琉球コラソン(1敗)

◆勝利目前、するり 強敵相手に収穫と課題
 国体成年男子を制し、現時点で優勝候補筆頭といっていい強敵を相手に1点差。後半途中までは優位に進めた。リーグ参入7年目の今季、日本一を目指せる位置にいると確信できる試合だった。だからこそ悔しさも募る。
 序盤から持ち味を発揮した。東長濱秀作と棚原良、攻撃の鍵を握る2人が連続得点を決めて5―1とリード。ロングシュートに、相手の裏を突く連係プレーとバランスよく攻めた。守ってはGK内田武志がスーパーセーブを連発して何度も流れを引き戻した。
 後半は両者一歩も譲らない激しい攻防。相手の猛攻をしのぎ続けたコラソンに隙が出たのは終盤だった。残り5分を切って退場者を出すと、同点の残り2分でさらに退場が出て5人で戦う苦しい展開に。残り20秒で無情にも大崎電気の決勝点がゴールに突き刺さった。「ノーマークのシュートミスと勝負どころでの退場。やっちゃいけないよ、ということをやったのが敗因」と東長濱秀作。小さなミスの積み重ねが敗因につながった。
 主将の水野裕紀は「やってきたことが間違っていないという自信は持てた」と言う。先を見据えると次週の敵地2連戦は一つも落とせない。東長濱秀作は「ボールと人が同時に動く攻撃を60分間継続してやれれば」と進化を誓った。

◆勝てる試合だった
 東長濱秀吉監督の話 勝てる試合だった。内容は決して悪くなかったが、最後のあと1本というところが決め切れなかった。見ている人は最高に楽しい試合だったと思う。