糸満、初の決勝 センバツ確実 秋季九州野球


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準決勝・神村学園―糸満 サヨナラ打を放った安谷屋正貴(背番号10)を笑顔で迎える糸満ナイン=29日、北九州市民球場(普久原裕南撮影)

 【福岡県で大城周子】来春の選抜大会(春の甲子園)出場校選考の参考資料となる高校野球の秋季九州大会は29日、福岡県の北九州市民球場で準決勝を行い、糸満(沖縄2位)は神村学園(鹿児島1位)を延長十回の末に4―3のサヨナラで下して初の決勝進出を決め、選抜大会出場もほぼ確実にした。

県勢の決勝進出は昨秋と今春を制した沖縄尚学から3季連続。糸満は30日正午から同球場で、九州学院(熊本1位)と決勝を戦う。
 糸満は五回までに2点をリード。八回に一時逆転を許したが、その裏に比嘉良平の適時二塁打で同点とし、延長十回の2死二塁から安谷屋正貴が左前打を放ち、激闘に終止符を打った。先発の金城乃亜は七回途中まで被安打2で抑え、好投した。