海銀SC、最高2位 サッカー九州リーグ


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 サッカーの九州リーグは3日、最終の第18節を行った。FC那覇と南城市陸上競技場で対戦した海邦銀行サッカークラブ(SC)が2―1で勝利し、2位で今季を終えた。この試合で今季15ゴール目を挙げた海銀SCのFW島袋貴男が得点王に輝いた。

 海銀SCは10勝4敗・PK勝ち3・PK負け1で勝ち点37。2位は2000年のリーグ参入以来、最高だった。上位2チームに与えられる西日本社会人大会(来年2月・兵庫県)の出場権を得た。
 FC那覇は5勝12敗・PK勝ち0・PK負け1の勝ち点16。8位で降格を免れた。

海邦銀行
2―1(2―0,0―1)
FC那覇
▽最終順位 (1)新日鉄住金大分 勝ち点39(2)海邦銀行37(3)鹿児島ユナイテッド2nd35(4)九州三菱自動車34(5)三菱重工長崎33(6)FC中津32(7)MSU17(8)FC那覇16(9)佐賀LIXIL14(10)七隈トンビーズ13

走り勝ち初の準V/海銀、悲願へ手応え
 リーグ参入以来、最高の2位でシーズンを終えた海銀SC。悲願の初優勝はあと一歩届かなかったが、仲間幹監督は「リードを奪われても追い付けるだけの力が付けられた」と手応えを口にした。
 今季は「走り勝つサッカー」を掲げ、シーズン前から徹底的に走り込んだ。それが奏功して試合終盤まで運動量が落ちず、プレスをかけ続けることができた。
 攻撃陣も15得点で得点王に輝いたFW島袋貴男、14得点で2位だったMF照屋靖人を中心に好機を逃さなかった。
 遊離軟骨の影響で右足首に痛みを抱えながらプレーを続けた島袋は「個人としては最高の結果。自分の得点でチームに貢献できた」とタイトルを喜んだ。主将のMF吉嶺文啓は「下位相手に取りこぼしがあって優勝を逃した。オフにしっかりトレーニングして『常勝軍団』になっていきたい」と来季を見据えた。