宮城・平良が全国優勝 単も1、2位独占 専門学校テニス


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専門学校の全国大会ダブルスで優勝し、シングルスでも1位、2位になった宮城陵太(前列右から2人目)と平良康太郎(同3人目)=5日、那覇市天久の琉球新報社

 テニスの第14回全国専門学校選手権大会が10月30日まで岡山県で開かれ、男子ダブルスで宮城陵太(サイ・テク・カレッジ那覇)・平良康太郎(沖縄リハビリテーション福祉学院)組が頂点に立ち、シングルスでは宮城が優勝、平良が準優勝の1・2フィニッシュを決めた。大会で初めてペアを組んだという2人は「中学からの知り合いなので長所を生かしたプレーができた。日本一になれてうれしい」と胸を張った。

 大会は全国の予選を勝ち抜いたペア32組、シングルス48人が出場した。
 ダブルスの準決勝では大阪社会体育専門学校のペアに1―4と劣勢だった。宮城が前衛、平良が後衛のスタイルだったが「かみ合わない」と2バックのストロークプレー主体に変更。相手のミスを誘う作戦が見事に的中し、ロブやショートクロスもさえ8―5で逆転勝ちした。決勝も体が暖まってきた3―3からギアを上げ、宮城が積極的に前に出ると、平良もスピンとフラットボールを織り交ぜたストロークで一気に全国一まで勝ち上がった。
 宮城はシングルスでも強敵相手に勝ち進み、「知り尽くしている」という平良との決勝では8―0と圧勝した。平良は「全てが読まれていた」と脱帽した。
 2人は5日に那覇市天久の琉球新報社で優勝を報告した。同行した県専修学校各種学校協会の稲垣純一会長は「沖縄の専門学校はあらゆる面で高いレベルにあるが、スポーツでも日本一になって大変誇らしい」と喜んだ。