米大統領、共和党との協調模索 拒否権でけん制も


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5日、米ワシントンのホワイトハウスで記者会見するオバマ米大統領(UPI=共同)

 【ワシントン共同】オバマ米大統領は5日、野党共和党が圧勝した中間選挙を受けてホワイトハウスで記者会見し、議会と「(課題に)共に取り組みたい」と述べ、協力を模索する姿勢を示した。上院共和党トップのマコネル院内総務は同日、政治の機能不全を終わらせ問題解決に建設的に取り組む意向を表明した。
 一方でオバマ氏は、政権の主要政策に反する法案を議会が通過させても「署名はできない」と明言。拒否権を行使する意向を示した。
 選挙結果については、民主党と共和党の対立で生じた政治の停滞に対し、大統領に批判の矛先が向かったとし、自らに敗北の一定の責任があることも認めた。
(共同通信)