日中首脳が会談、2年半ぶり 尖閣の危機回避で一致


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日中首脳会談を前に握手を交わす習近平国家主席(右)と安倍首相=10日、北京の人民大会堂(代表撮影・共同)

 【北京共同】安倍晋三首相と中国の習近平国家主席は10日昼(日本時間午後)、北京の人民大会堂で会談した。両首脳は、冷却化した日中関係の改善に向けて戦略的互恵関係を発展させる必要性を確認した。沖縄県・尖閣諸島周辺での不測の事態発生を回避する枠組みづくりの作業に入ることで一致した。両首脳は会談を前に握手を交わした。日中首脳会談は2年半ぶりで、第2次安倍政権では初めて。
 首相は会談後「日中両国の戦略的互恵関係の原点に立ち戻っての関係改善の第一歩となった」と記者団に述べた。同時に、偶発的衝突を避けるための海上連絡メカニズムの早期構築を要請したと明らかにした。
(共同通信)