北京で中台閣僚級会談 関係改善を模索


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【北京共同】中国の台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)と台湾の中国政策を主管する大陸委員会の王郁キ主任委員(閣僚)は12日、北京で非公式に会談した。

 中台は、北京で11日まで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせ、習近平・中国国家主席と馬英九・台湾総統との首脳会談の機会を探ったが交渉は決裂。関係がぎくしゃくする中での主管官庁トップの会談で、関係改善への模索を始めた。
 双方は中台関係改善の基礎となってきた「1992年合意」(「一つの中国」を認めつつ、解釈は中台各自に委ねるとの合意)の堅持を確認。
(共同通信)