自民、サンゴ密漁罰則強化 今国会成立目指し


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 中国船によるサンゴ密漁問題で、自民党は12日、水産部会を開き、外国人による領海内や排他的経済水域(EEZ)内での違法操業に関する罰金を最高3千万円に引き上げるとの罰則強化案を了承。13日に与党として正式決定し、関連法の改正案を議員立法として提出する。今国会で成立を目指す。

 罰則は外国人漁業規制法と漁業主権法で規定している。領海内での違法操業に関しては400万円、EEZでの無許可操業は1千万円を罰金の上限額として定めているが、改正案ではそれぞれ大幅に引き上げる。外国人が漁業監督官らの立ち入り検査を拒否した場合、現行の10倍の上限300万円にする。
(共同通信)