イスラム国が独自の通貨発行へ 金、銀などで鋳造


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【カイロ共同】過激派「イスラム国」は14日までに、イラクとシリアにまたがる支配地域で独自の通貨を発行すると発表した。7世紀のカリフ(預言者ムハンマドの後継者)の時代にならい、金、銀、銅を材料に貨幣を鋳造する。

 現代の「押し付けられた邪悪な世界経済システム」からの解放を目指すという。通貨単位はイスラム国家で歴史的に使われてきたディナールとディルハムなど。片面に金額のほか「イスラム国」「預言者を模範とするカリフの国」の文字が、もう片面には聖地エルサレムの礼拝所アルアクサ・モスク、世界地図などの絵が刻まれている。
(共同通信)