空手道の第34回全九州高校新人大会兼全国高校選抜大会予選会が15日、鹿児島県総合体育センター体育館で行われた。九州南ブロック予選で男子の団体形で首里、個人形で島袋佑哉(コザ)がともに連覇を達成した。
女子は団体形で浦添が3連覇して、個人形で細田悠乃(開邦)が初優勝を果たした。ベスト4以上は来年3月の全国選抜大会に派遣される。
テニスの第37回全国選抜高校大会九州地区大会では女子団体の沖縄尚学が準決勝に駒を進めた。
ホッケーの全九州高校選抜大会では女子の首里が初戦敗退した。
◆苦労報われる/空手男子団体・首里
○…首里空手部の部活では組手練習が中心で、宮良和樹は「3人の時間を合わすのが大変だった」と団体形での苦労を語る。県立武道館や浦添市民体育館など放課後に学校から場所を移して夜遅くまで磨き上げた演武が本番で輝いた。宮良は「3人の力がまとまった」と胸を張った。
山崎太志監督は「指導すると素直に吸収する。連覇したい気持ちが前面に出ていた」と評価した。
首里空手部は全国8強がこれまでの最高。全国選抜に向けて赤嶺洸史は「全国はレベルが上がるが、やるからには勝ちたい」と意気込んだ。
◆重圧越え3連覇/空手女子団体・浦添
先輩が2連覇している重圧もあり、なかなか息が合わせられなかった女子団体の浦添だが、練習の積み重ねが本番で結実した。砂邊まこは「練習の回数が自信になった。本番は堂々と戦おうと声を掛け合った」と振り返る。力強さと気迫がみなぎって3人の息はピタリと合った。スーパーリンペイで優勝をつかみ、3人は抱き合って喜んだ。
これまで練習ではどこかが必ずずれていた。宮城敏也監督も「本番が一番合っていた。チームワークの勝利だ」と褒めた。砂邊は「全国制覇が目標だ」と力を込めた。
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