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元内閣法制局長官の阪田雅裕氏が16日、神戸市で講演し、7月に閣議決定された集団的自衛権の行使容認について「安全保障環境の変化と、日本が海外に出ていくことの必然性が全く分からない」と述べ、政府の対応を批判した。
阪田氏は自身の経験を踏まえ「自衛隊が合憲だという説明すら四苦八苦してきた」とした上で、「もし本当に必要ならば、国民に繰り返し十分説明し、憲法を改正する手続きを取るべきだ」と強調した。
集団的自衛権の関連法案の審議が先送りされ、来年春以降になることにも「(衆院が解散し)今選挙になったとしても、その是非を判断することができず残念だ」とも語った。
(共同通信)