翁長次期知事、調整が本格化 各部署報告や日程調整


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 県政が交代する12月10日に向け、翁長雄志次期知事と県の調整が本格化している。翁長氏は26、27の両日、那覇市の南部合同庁舎で県企画部、総務部、知事公室、教育庁、環境部から主要事業や一括交付金を含む予算、今後の日程などの報告を受けた。

翁長氏は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を阻止する考えを示しているが、26日の知事公室との調整後、「きょうは説明を受けただけだ」と具体的な指示などはしなかったと述べた。
 一方、仲井真弘多知事が政府に求めている普天間飛行場の5年以内の運用停止の実現については「辺野古どうこうは別にして、(運用停止を)やってくれたらありがたい」と述べ、政府が引き続き基地負担の軽減に取り組むよう求めた。
 翁長氏は26日は企画、総務両部と知事公室、27日は教育庁、環境部から説明を受けた。28日は文化観光スポーツ部が報告する。週明けも各部との調整が続く予定で、12月3日は知事公室、土木建築部が普天間問題で集中的に説明する。