玉城、一般男子制す 九州クラブゴルフ


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 ゴルフの第39回全九州クラブチャンピオンズ大会が26、27の両日、熊本空港CC(6538ヤード、パー72)であり、一般男子30歳未満の部で玉城元気(オリオン嵐山)が通算140、4アンダーで優勝した。

初日68で2位に4打差をつけ、単独首位でスタートした玉城は最終ラウンドも72でまとめて一般男子では唯一のアンダーパーで逃げ切った。女子30歳未満の部では新垣比菜(カヌチャ)が通算148、4オーバーで6位に入った。

◆集中力で逃げ切る
 玉城元気(オリオン嵐山)が我慢のゴルフで一般男子30歳未満の部を制し、初優勝を飾った。初出場の昨年はスコアを崩し「最下位近かった」というが、ことしは最後まで集中力を切らさず、逃げ切った。雪辱を果たし「リベンジできた」と笑顔を見せた。
 初日はショットがさえ、パーオン16回。4アンダーで回ったが、最終日は「ドライバーが曲がってしまった」。パーオン7回と苦しむ中、パットが玉城を救った。2メートル前後の中途半端な距離が決まった。
 12番パー4は「バーディーを取ろう」と見定めていた。ティーショットをフェアウエーに運ぶと、2打目をピン横2メートルにつけ、狙い通りバーディーを奪った。
 18番パー5は3オンに成功すると、バーディーフィニッシュで優勝を決めた。この日、イーブンでスコアをまとめ「昨日の貯金のおかげ」とほっとした表情を浮かべた。
 宜野座高の2年生。高校最後の年となる来年は日本ジュニア、日本アマ出場を目標に掲げる。「ショットの飛距離や安定感もまだまだだし、パターは3パットしないのを当たり前にしないと」と課題を挙げた。