興南の3冠たたえる ハンドボール、400人集い祝賀会


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壇上であいさつする興南ハンドボール部の下地利輝主将=28日、那覇市の同校体育館(仲本文子撮影)

 10月にあった第69回国民体育大会(長崎がんばらんば国体)ハンドボール少年男子で優勝し、高校生の全国大会3冠を達成した興南高校ハンドボール部の3冠達成報告会と祝賀会が28日、那覇市の同校体育館で開かれ、OBや保護者ら関係者約400人が快挙を祝った。

 興南は3月の全国選抜大会、8月の全国総体に続いて国体を制し、興南単独チームとしては9年ぶり2度目の全国3冠を達成した。この日の会では拍手の中、我喜屋優校長を先頭に精悍(せいかん)な顔つきの選手たちが入場。黒島宣昭監督は「私も選手もプレッシャーはあった。選手たちがよく我慢してそれをはねのけてくれた」と話し、トレーナーやコーチの協力に感謝した。下地利輝主将は「決勝は一進一退の攻防が続く苦しい試合だったけど皆さんの応援が力になった。来年、再来年も後輩たちが3冠(達成)してくれることを願っている」とあいさつした。
 県ハンドボール協会の金城幸信会長は「素晴らしいチームワークとプレッシャーに負けない精神力があった」と興南の強さをたたえた。神奈川選抜と戦った国体決勝の様子も映像で紹介され、出席者は勝利の感動を分かち合っていた。