民主野田氏、安倍首相を痛烈批判 定数削減「裏切られた」


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 民主党の野田佳彦前首相は30日、愛知県豊田市で講演し、衆院議員定数削減を実現していないとして安倍晋三首相を痛烈に批判した。2012年11月に首相だった野田氏が衆院解散を表明した、安倍自民党総裁(当時)との党首討論に触れて「完全に裏切られた。許せない。戦闘意欲は満々だ」と述べた。

 消費税増税をめぐる12年8月の自民、民主、公明による3党合意を「与野党が責任を持ち合う政治の一つの到達点だった」とした上で、再増税延期の是非を国民に問うと衆院を解散した安倍首相を「合意した政党に説明せず解散するのは順番が違う。3党合意の精神を分かっていない」と非難した。
(共同通信)