英、香港調査を断念せず 中国を批判、関係に影響


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 【ロンドン共同】英下院外交委員会は1日、同委員会による香港情勢の調査に中国が反対していることに関して「中国政府の圧力には屈しない」とする声明を発表した。委員会が計画していた香港訪問は延期するが、調査は断念せず、ビデオ通話で住民の聴き取りを行うとしている。
 キャメロン英首相も1日、報道官を通じ、香港訪問を阻む中国を批判した。中英関係がぎくしゃくするのは必至だ。
 キャメロン氏はこれまで経済的実利を重視し、中国が嫌う人権問題には深入りせず、国内で批判を浴びてきた。来年5月の総選挙を意識し、弱腰と見なされるのを避けた可能性がある。
(共同通信)