中国軍「劇的な台頭」 米次期司令官が議会証言


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 【ワシントン共同】米太平洋軍の次期司令官に指名された日系米国人のハリス海軍大将は2日、上院軍事委員会の指名公聴会で証言し「中国軍の劇的な台頭」と地域での挑発的行動に長期間にわたって直面し続けることになるとの認識を表明した。中国が軍事力をどのような形で使っていくか不透明だとも述べ、強い警戒感を示した。

 さらに、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮を「最も不安定で危険な脅威だ」と指摘。オバマ政権のアジア重視戦略に基づく日本やオーストラリア、韓国との同盟強化に加え、太平洋軍の俊敏性と即応性の向上にも努める考えを強調した。
(共同通信)