県議会に2人の「具志堅とおる君」 初の同姓同名


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 県議会は4日の議会運営委員会で次期県政に対応するため、議席や委員会構成、会派室の配置を慌ただしく確認した。与野党の入れ替えを控えたさや当てもあってか、含みを持たせたやりとりもあり、独特の雰囲気となった。

 場が一気に盛り上がったのが、同姓同名の議場での呼び名。国頭郡区の具志堅透氏(自民)と11月の補選名護市区で当選した具志堅徹氏(うまんちゅ)をどう呼び分けるかが議論になった。立法院を含め、初の事態という。
 出席中の透氏を差し置き「本部具志堅、名護具志堅で」「野党具志堅、与党具志堅は」など議員から珍案が続出。透氏はすかさず「知事の所信を聞かないと(与野党どちらになるか)分からないよ」と冗談で切り返したが、改名を求める無理難題の助言も飛び出し「言いたい放題」と苦笑い。呼び方は「〇番、ぐしけんとおる君」と議席番号を振ることで落着した。