太平洋戦争末期、米軍通訳兵だった県系2世の2人が5日までにハワイから来沖した。来沖したのは比嘉武二郎さん(91)と大城義信さん(86)で、2人は6日、県平和祈念資料館で開催されるシンポジウム「日系二世ウチナーンチュが見た戦中、戦後」に参加して戦争体験を語る。
1年ぶりの来沖となる比嘉さんは、1945年の沖縄戦に従軍し、うちなーぐちで住民に投降を呼び掛けた。大城さんは3年ぶりで、戦後の舞鶴などでシベリアから帰還した元日本兵らを尋問した経験を持つ。
2人は5日に県庁を訪問し、県子ども生活福祉部の金城武部長と会談した。
シンポジウムは午後1時半開場、2時開会。入場無料。問い合わせは資料館(電話)098(997)3844。