中国、発展改革委元幹部に無期 大物の汚職追及


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【北京共同】収賄罪に問われた元中国国家発展改革委員会副主任、劉鉄男被告の公判が10日午前、河北省廊坊市の中級人民法院(地裁)で開かれ、同法院は無期懲役の判決を言い渡した。終身にわたる政治的権利はく奪と、全ての個人財産の没収も命じた。

 発展改革委は経済運営全般を担う官庁で、劉被告は大きな許認可権を握っていた。習近平指導部は、大物幹部の汚職追及を本格化させている。
 劉被告は昨年3月まで国家エネルギー局長を兼務。起訴状によると、2002~12年に、職権を乱用して複数の企業に便宜を図り、被告と家族が計3558万元(約6億9千万円)余りの賄賂を受け取った。
(共同通信)