CIA長官、拷問効果は「不明」 異例の会見


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11日、米ワシントン郊外のCIA本部で記者会見するブレナン長官(AP=共同)

 【ワシントン共同】米中央情報局(CIA)のブレナン長官は11日、テロ容疑者への拷問で得た情報には有益なものがあったと述べ、拷問には効果がなかったと結論づけた上院の報告書に反論した。一方で、拷問がなくてもこうした情報を引き出せたかについては「因果関係は不明で、知りようがない」と語り、拷問の効果は分からないとの認識を示した。
 上院情報特別委員会の拷問報告書がCIAを批判したことを受け、ワシントン郊外のCIA本部で記者会見を開いた。CIA長官が記者の質問に答えるのは異例で、高まる批判にトップ自ら釈明する必要があると判断したようだ。
(共同通信)