21世紀枠、首里外れる センバツ9候補選出


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 日本高野連は12日、第87回選抜高校野球大会(来年3月21日から12日間・甲子園)の21世紀枠候補校9校を発表し、松山中時代の第10回大会(1933年)以来82年ぶりの出場を目指す松山東(四国=愛媛)や、和歌山中として選抜と全国大会を合わせて3度の優勝を誇る桐蔭(近畿=和歌山)などが選ばれた。

沖縄から推薦されていた首里は九州地区の候補に選ばれなかった。
 出場3校は一般選考の29校(神宮大会枠を含む)とともに来年1月23日の選考委員会で決まる。9校から東(東海、北信越以東)と西(近畿以西)で1校ずつを、残り7校から地域を限定せずに最後の1校を選ぶ。
 松山東、桐蔭以外の7校は北見工(北海道)松島(東北=宮城)富岡(関東・東京=群馬)金沢商(北信越=石川)豊橋工(東海=愛知)平田(中国=島根)八幡南(九州=福岡)。選出されれば、いずれも選抜大会は初出場となる。
 21世紀枠は2001年の第73回大会で初めて導入された。原則的に秋季都道府県大会のベスト16から候補校を選ぶ。困難な条件の克服など、戦力以外の特色を加味して地区ごとに1校が推薦され、第79回大会まで2校、第80回大会からは3校、第85回大会は4校が選出された。