日米防衛指針改定の先送り発表 来年前半に、時間かけ内容充実


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 日米外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)は19日、自衛隊と米軍の役割分担を定めた防衛協力指針(ガイドライン)の改定を来年前半に先送りすることを明記した共同文書を発表した。岸田文雄外相は記者会見で「日米同盟と抑止力を強化し、日本の平和と広い地域への前向きな貢献を果たしていく考え方で一致した」と述べ、時間をかけて改定内容を充実させる考えを強調した。
 集団的自衛権行使を容認した7月の閣議決定を受け日本政府が来年の通常国会に向けて進めている安保法制整備の内容と整合性を図ることを重視した。
(共同通信)