北朝鮮人権非難決議を採択 国連総会、刑事裁判所付託促す


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 【ニューヨーク共同】国連総会本会議は18日、北朝鮮の人権侵害を非難し拉致問題解決などを求める決議を賛成多数で採択した。総会第3委員会(人権)が11月に採択していた。同種の決議は10年連続だが、今回は安全保障理事会に人権侵害の国際刑事裁判所(ICC)への付託検討を初めて促す最も厳しい内容。
 日本や欧米各国など116カ国が賛成、中国やロシア、キューバなど20カ国が反対、53カ国が棄権した。
 安保理は22日、北朝鮮の人権問題を初めて公式に討議する予定。総会が決議を採択したことで、北朝鮮への一層の圧力となった。
(共同通信)