空手プレミアリーグ 来年11月、再び沖縄開催


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8月の空手1プレミアリーグ沖縄大会で、団体形を制した喜友名諒らの演武

 世界空手連盟(WKF)は19日、世界各地を転戦する「空手1プレミアリーグ」の2015年シーズンの日程を発表し、沖縄大会が最終戦として11月28、29日に実施されることになった。県内開催はことし8月に那覇市の県立武道館で行われて以来、2季連続2度目。会場は未定で来年1月までに決定する。

 8会場で行われる同リーグは1月のパリ大会で始まり、今季からエジプトとブラジルが新たな開催地に加わった。
 国際オリンピック委員会(IOC)が五輪開催都市に実施種目の提案権を認めたことで、日本発祥の空手は20年東京五輪で野球とソフトボールなどとともに採用を求める声が上がっている。
 8月の沖縄大会には世界44カ国から空手の実力者324人が出場した。喜友名諒(沖縄劉衛流空手・古武道龍鳳会)が男子個人形で優勝した。喜友名は金城新(同)、上村拓也(沖縄国際大)との団体形でも頂点に立った。
 県空手道連盟の照屋幸栄会長は「前回の大会では沖縄の子どもたちに世界の空手を見てもらえ、発祥の地・沖縄を内外にアピールできた。今回も全力で選手や観客を歓迎したい」と喜んだ。
 プレミアリーグはWKFが主催する世界規模の大会で11年に始まった。出場資格なしのオープン参加で、成績によりポイントが加算されランキングになる。組手は防具を着用し、階級ごとに分かれている。