那覇(女子)初戦で敗退 全国高校選抜バスケ


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柴田女子―那覇 第4クオーター、リング下に切れ込んでシュートを放つ那覇の具志堅茅乃=23日、東京体育館(平安太一撮影)

 バスケットボールの第45回全国高校選抜優勝大会(ウインターカップ)は23日、東京体育館で開幕し、女子の那覇は柴田女子(青森)に57―71で敗れて初戦突破は果たせなかった。

第1クオーター(Q)の序盤は両チームともに得点できず苦しんだが、那覇は具志堅茅乃や中山美裕の得点で主導権を握った。第2Qから柴田女子の守備が激しさを増し、那覇はミスから流れを悪くして逆転された。27―32で迎えた第3Qは湧上麻乃がリング下で力を発揮してチームを勢いづけ、中山の連続得点で同点とした。しかし第4Qはシュートがリングをとらえられずに勝利を逃した。

 【評】那覇は最後まで力強く攻め続けたが、柴田女子の堅守を攻略できなかった。第1Qは具志堅、中山の得点で優位に立った。第2Qから相手の守備が激しくなるとリズムが崩れた。激しく体を当ててくる相手守備に苦しみ、シュート精度を上げることができなかった。(平安太一)

◆執着心が甘かった
 屋嘉謙呉コーチ(那覇)の話 ボールへの執着心が甘く、相手の方が上回っていた。最初はフォーメーションがうまくいったが、だんだん相手が自分たちのバスケをやるようになった。この悔しさもチームに足りなかったこともプラスの力に変えていかなければいけない。