経済対策3・5兆円、政府決定へ 増税、円安の影響緩和狙う


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 政府は26日、景気を下支えする経済対策を取りまとめ、与党に示した。地域活性化の交付金創設を柱とし、総額3兆5千億円程度を投じる。消費税増税後の物価上昇や、円安による原材料値上がりの影響を和らげ、家計や地方経済に配慮する姿勢を示す狙い。与党の了承を得て、27日に対策を閣議決定する。

 対策の財源となる3兆1千億円程度の2014年度補正予算案は、来年1月9日に閣議決定する予定。財政状況の厳しさを反映し、対策の規模は昨年の5兆5千億円と比べて小さくなった。全体にばらまき色もあり、景気を底上げする効果は限られそうだ。
(共同通信)