ゴルフの第6回沖縄学生ジュニアOPEN選手権大会最終日は26日、中城村のオーシャンキャッスルCC(男子6350ヤード、女子5821ヤード、ともにパー71)であり、男子は2打差を追って2位で出た宮里拓弥(那覇中)が通算3オーバーの145で逆転し、初優勝した。
女子は初日2位だった新垣比菜(興南高)が前後半ともアンダーパーで回り、2オーバーの144で3連覇を達成した。
◆堅実 2位に4打差 宮里
男子は、大学生や高校生を押しのけ、2位から出た那覇中3年の宮里拓弥が逆転優勝を飾った。2位に4打差をつける内容。「いい形で今年を締めくくりたいと思った。来年から高校生なので、弾みをつけてステップアップしたい」。受け答えも堂に入っていた。
初日は出だしの1番からOBでダブルボギーをたたいていた。この日は同じホールを5番アイアンに変えて打つなど対応し、続く2番はOBぎりぎりのティーショットからピン手前6メートルに寄せてのイーグル。前半を終えて宮里を含む3人が4オーバーで並んだが、後半もノーボギー1バーディーと安定したスコアを刻んだ宮里がライバルを引き離した。
高台で強風の影響を受けやすく、幅の狭さもあって多くの選手がOBをたたく難コースを制した。「まとまったプレーで、無駄な打数のないゴルフができた」と宮里。体幹を鍛えるなどドライバー強化に取り組んだ成果が出ているといい、11月以降、出場した大会で4連勝とシーズン終盤に好調を保っている。
年明け1月から3月まで大会を控え、「メンタル面をもっと強化して、高校生活のゴルフにつなげたい。残りの試合で勝ち星を一つでも多く挙げる」。次なるステージを見据え、笑顔で誓った。(大城周子)
◆新垣、貫禄3連覇 ショット好調「いいリズム」
女子は3バーディー1ボギーで前日からスコアを二つ伸ばした新垣比菜(興南高1年)が貫禄の3連覇。「すごくいいリズムでショットを振れていて、バーディーチャンスにつけられた」と本人も納得の様子だった。
「絶対にアンダーで回る」と臨んだ最終日。前半を1バーディーで終えると、後半は1番(パー4)でグリーン下3~4メートルからバーディーパットをきっちり決め、5番のパー4でもバーディー。ペースを乱さず試合を進めた。
来年3月のダイキンオーキッドレディスは3年連続ベストアマが懸かる。記録の更新はもちろんのこと、「10位以内に入ってみたい」と意欲をのぞかせた。
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