パレスチナ決議案を否決 国連安保理、米豪は反対


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 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は30日、パレスチナとイスラエルの2国家共存につながる平和的解決策を1年以内にまとめるよう求める決議案を採決した。理事国15カ国中、採択に必要な9カ国の賛成が得られず、決議案は否決された。常任理事国で、イスラエル寄りの立場を取る米国は反対した。
 決議案はアラブ諸国を代表して非常任理事国ヨルダンが提出。イスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した土地から、2017年末までに撤退するよう求めていた。
 採決では米国とオーストラリアが反対、英国など5カ国が棄権に回った。賛成は8カ国だった。
(共同通信)